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食べる・観る・読む・触る・動く 五感を刺激するもの大好き!
中国食品工場の秘密


中国食品工場の秘密

中国毒ギョーザ事件は解決しないまま消費者の記憶から消えつつあるのでしょうか。
ここ十数年、中国の安い人件費を見込んで日本の技術と資金を投資して機能してきた中国の食品工場。
そこには必要以上の管理体制と、国際的にはほとんど意味の無い食品加工の実態が描かれています。

チャイナフリーなどといっていると日本人は食べるものがなくなります。
文句を言えば「じゃあ売らない、買わなくて良い」相手の方が商売上手です。

さあどうしますか?
| BOOK  Life | 22:45 | - | - | - | - |
一風堂 ドラゴンに挑む
 博多ラーメンの雄、『一風堂』が中国企業の小南海グループと合弁で2003年に上海に進出し『78一番ラーメン』を6店舗展開するまでの裏話を河原社長が自ら書き綴ったもの。

 相当な苦労の上ではあったが、どうやら一風堂の合弁企業での力は弱まり、現在は中国企業がメインとなり「享食78」と店名を変えて運営を続けているようだ。

 周囲では「一風堂は上海から撤退した」と言われているが、本当にそうなのか。本人が赤裸々につづる、上海ビジネスの裏側である。



 2部構成になっていて、後半は河原社長の言葉風になってはいるが、月刊食堂のライター氏が起こした記事が基になっている。
 それでも中国へ進出を目指す外食産業の関係者は必読といえそう。
| BOOK  Life | 21:01 | - | - | - | - |
気まぐれコンセプトクロニクル
 手にした感想。まず、厚い。
 1981年から連載が始まって現在も続いている。「気まぐれコンセプト」長いねえ、大したもんだと感心してしまうのだけど、それを読み続けている自分にも気付く。
 広告業界という時代の先端を切り開く仕事なだけに、読んでおけば、その週のネタには困らない。便利な漫画ではあるのだけど、それを23年分もまとめて見せられると、これは立派な年表になっているではないの。


気まぐれコンセプトクロニクル
気まぐれコンセプト クロニクル


 ホイチョイプロダクションが仕掛けたブームもあったし、その間に映画も製作しているし、いや頭が下がりますね。
 ん?でもこれって映画の前振りか?

『バブルへGO!』

http://www.go-bubble.com/

そうだねえ、出来れば戻りたい。
そう思いながら、懐かしく読める一冊ではありますな。

ところでホイチョイプロダクションが製作した映画、覚えてます?
| BOOK  Life | 22:58 | - | - | - | - |
スープで、いきます
スープで、いきます

 オープンしたての頃から気になっていた「スープストック東京」
おしゃれな外観と、スープに深堀したマーケティングは絶妙で、しかも美味しいというのが何よりだったのです。少し値段が高いのがね。でも、東京だらかね。などと思っていたことでした。

http://www.soup-stock-tokyo.com/index.html

さて、そのスープストック東京の運営会社 スマイルズの会長である、
遠山正道さんが会社の生い立ちから、現在、これからをつづった本を書かれたようです。三菱商事からのベンチャーだったり、KFCとの関係だったりという、ふむふむネタと、新規事業の立ち上げの苦労などを軽妙に書かれています。なるほどと素直に読んでおきましょう。



| BOOK  Life | 00:09 | - | trackbacks(0) | - | - |
フード工場千夜一夜物語
 在豪のジーン・中園さんの貴重本が手に入ったので読破!とても1994年に書かれた本とは思えませんでした。今でも十分使えるものです。やはり2000箇所もの工場を見て、指導して来られたという実績の上に乗っているからの視点だからでしょう。一昔前に書かれたジーンさんの夢の工場が現在のスタンダードになってきているのです。
 この先見性をして著者を只者ではないなと思わせるに十分な資料でもあります。これは再版を期待したいですね、皆で日経BP社に手紙を書きましょう。

フード工場千夜一夜物語 旬を届ける生産の知恵
ジーン・中園著
日経BP出版センター刊
ISBN4-8227-4003-D C2034 P1500E 定価1,456円+税




| BOOK  Life | 19:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
PIETRO’S PASTA BOOK
これは肩が凝らない一冊でした。
大好きなピエトロのパスタ。一番人気の「なすとひき肉の辛味スパゲティ」に始まり。
定番スパゲティ 7種
野菜をもっと味わいたい 2種
アンティパスト 11種
ドリア&リゾット 4種
素材とソースの組み合わせ 11種
素材の味を引き出す 4種
温製 シェフのこだわりスパゲティ 10種
冷製 シェフのこだわりスパゲティ 5種
スウィーツ 4種
他にもスパゲティの茹で方、ソースとドレッシングのレシピなどを107種類も大公開しているのです。村田社長太っ腹ですねえ。
ピエトロは福岡市天神に1980年に小さなレストランとして開業して、はや四半世紀。交響曲のスコアと一緒で、公開しても そのハーモニーはレストランというオーケストラの演奏でなければ心に響いていかないという自信の表れかもしれません。レシピ自体は家庭用にアレンジしているということです。
これで、ますますピエトロファンが増えるかもしれません。

PIETRO’S PASTA BOOK ピエトロのパスタ
ピエトロ著
株式会社パルコ刊
ISBN4-89194-720-9 C2077 ¥1300 定価1,300円+税


| BOOK  Life | 19:32 | - | - | - | - |
食品工場のしくみ
 ジーン・中園さんの「フード工場千夜一夜」は仕入れ担当管理者が見た食品工場でしたが、こちらはサプライヤー側、本当に現場で生産に当たってきた工場長が積み上げてきた実績を本にされたもの。12年経ってどう変わったのか?
細かくブレイクダウンしているだけで、基本の部分は変わらないものですね。
こちらも使える1冊です。

食品工場のしくみ ビジュアル図解  
河岸宏和著
同文舘出版
ISBN4-495-56921-X C2034 ¥1700E 定価1,700円+税

| BOOK  Life | 19:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ホスピタリティ進化論
 大学教授でミステリ評論家、映画も詳しい松坂健先生が「月刊食堂」に連載されてきた「サービス産業のワードパワー」を5年分まとめられたものですが、この5年間に起きた事象がキーワードとともに紐解かれる思いがします。本書の中に書かれた同じ時間を過したことが出てきたりすると、もう。うんうんと頷きながら読み進みました。旅館の若女将に人気の切れ味の良い解説は明快で、使えるネタが沢山ありました。

1.マーケティングは「感情」だ!
2.新しいビジネスストラクチャ
3.人事こそホスピタリティ
4.エリア・ホスピタリティの諸相
5.「食」の新しいシーン

 月刊誌に掲載されたものをカテゴリで再構築してあるので、判り易く深く掘り下げていく感覚がありました。
 それにしても同じカテゴリでも、ときとして5年の隔たりを内包しているのですが、5年という期間は大きく変化することも、意外と変わらないものでもありますね。

「いまさらホスピタリティなんて!?」

 いえいえ先生、やっぱりホスピタリティですよ。「おもてなしの心」は21世紀でも重要なキーワードとなりますね。

| BOOK  Life | 00:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
いつか読書する日
50歳で独身の女性。早朝の牛乳配達、昼間はスーパーのレジ、夜は大好きな?読書。
独りで生きることを決意した彼女。
50歳で役所の職員、がんに侵された妻の介護と、仕事でもある児童の保護に力を入れる。平凡に生きることを10代で決意している彼。
彼の父と彼女の母は不実な恋の末、事故死し、そのときから離れてしまった二人は、同じ町に住んでいながらすれ違いの生活を選んでいる。
彼女の配る牛乳が唯一の接点であることに気付いた病床の妻。いくばくも無い生涯の最後の願いとして、二人が一緒に暮らすことを願う。
ずっと我慢をしてきた二人だが、妻の死の後、あるきっかけから堰を切ったように求め合う。
長崎の町を舞台に、坂の情景が凄く良くって。それに早朝の空気の感じまで伝わってきます。
30年間思い続けることってできるのでしょうか
| BOOK  Life | 01:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
沢木耕太郎の新作です。相変わらず切れの良い、グイグイ読ませる一冊でした。

 世界にも名だたるアルピニスト山野井康史と妻妙子の二人が、8000メートルにわずか数十メートル足りないために注目されていなかったが、非常に難しいといわれるヒマラヤ ギャチュンカン峰に登頂するも、帰路に悪天候に停滞を余儀なくされ、その間に雪崩や凍傷に悩まされ生死の境をさまよいつつも何とか生還するまでの壮絶な戦いを描いています。ドキュメンタリーを書かせたら、やっぱり上手いです、沢木さん。
 それでも、もっとすごいのは、この山野井さん、ほとんどの指を凍傷でなくしながら、また山に登り始め、今年の夏には中国のポタラ峰の絶壁を1000メートルも登っています。本当に山が好きなんだろうな。
 さて、この本に出てくるギャチュンカン峰に福岡大学山岳部が挑戦しています。2005年10月中旬に登頂予定。遠征隊の隊長さんは、昔からお世話になっている会社の社長さんです。頑張って欲しいなあ。
西日本新聞
| BOOK  Life | 22:52 | - | - | - | - |